アメリカの国語って英語だから~って、当たり前だけど、どんな事をやるの?
ストンピーJr.は理解できるのでしょうか?(;^ω^)
最初の国語は絵本や詩についての授業で始まりました。
「絵本」とは、子供の為に易しく書かれたというだけのものではなく、「詩」と同様に伝え方の手段の一つである、という解説で始まりました。
子どもたちには事前に、学友に紹介したい絵本や詩を選ぶ宿題が出ていました。(校内には図書館がありますが、今は衛生面からも子どもたちは蔵書が無限大のオンライン図書館から自由に本を選ぶようになりました。)
先生は言います。
ストーリーや背景を伝えるために レポートをまとめることも良いですが、それは最適ではないかもしれません。
絵本や詩の魅力を伝えるなら 口頭で力強くプレゼンテーションした方が効果的ですよ!と。
そこで先生は1本の短いTed Talkを子供たちに見せました。
動画の中の彼は、教員であり詩人で、The danger of silence(沈黙のもたらす危険)という詩を独特の技法で伝えています。
ストンピーママは号泣したので是非最後までご覧下さい( ;∀;)
彼は怒っているのです。みんな見たくないものは見ないふりをして、ゴタゴタに巻き込まれたくないから黙っていることを。
自分も含めて世の中の大多数の人が自分の発言を諦めていることを。
それが大虐殺につながり、独裁者を産む。沈黙している人は加担者だと。
でも、いきなりそれを文章に書いたって響かない。
丁寧にプレゼンしたって誰の耳にも残らない。
そこで、内なる怒りを表現するために、韻を踏んだ、マシンガンのようなラップをメッセージを届ける手段に使ったのです。
これだけ早口であるのにも関わらず、考え尽くされた構成のラップは聞き手の耳と心に全ての言葉が突き刺さるのです。👈(記憶に残る!)
いつしか聞き手は引き込まれ、彼の言葉に全神経を集中させてしまうのです。
ラップを不良のものだと思っているとすれば、それは勉強不足で、今や進化を重ね口頭伝承芸術の域に達しています。
観終わったあと子供たちは違った意味で言葉を失っていたそうです。(* ´艸`)
このTalkを見たことで自身の行動に良い変化があった人がたくさん出たことは間違いありません。
人の行動を変えられる程のプレゼンテーションこそ、これから求められるスキルの一つだと思いませんか。
子どもたちは言葉の持つパワーを知り、伝え方を工夫することがどれほど重要かを学んだのです。
プラス、語彙を増やすこと、正しい発音を学ぶことも重要だと。(真逆の説もありますが、ストンピーJr.の学校では、語彙量と発音は重要だと常に教わっています)
国語授業は衝撃の「思ってたんと違う」で始まり、一学期はさらなる感動の授業で終わる事となります。国語授業②をお楽しみに!w