今日は、ショートスパンのサイエンス課題について説明します。
これは週ごとに課されるレポートで、今回は学校の中で気が付いたことや、気になったことを、科学的視点で書けば内容は自由、というものです。
毎週課される課題なので3か月の間にかなりの量を仕上げており、たぶん今のところは このスピード感に慣れて、レポートの書き方の基礎を習得していく段階の指導なのだろうと推測しています。まずは質より量ですね(^^;。
学校内で調べてみたいこと・・何にしましょう?
9月に入学したばかりの頃は 学校中にアルコール消毒のボトルが置かれ、出入りの度に生徒たちは手指の消毒をしていました。
しかし、先生が見張っているわけではないので、小学生は消毒を忘れてドアを通過してしまう子もいる、と考えるのが普通💀でしょう。
全部こぼれて床に蒸発したシミが残っていたこともありました(^^;
そんなある日、ドアノブやハンドルに紙のカバーが装着されたそうです。
たぶんそれは衛生管理の一部であることは予測できていましたが、どうのようなテクノロジーが使われているのか調べるまではしていなかったので、今回の課題で一石二鳥!とばかりに このドアノブカバーを選びました。
ストンピーJr.は、調べてみると思った以上にエキサイティングで楽しい時間だっと言いました。(身近な疑問を調べるって楽しい!を体験させる目的もあったのかも⁉✨👀)
それは米国発のスタートアップ起業Nanocepticの製品で、光を動力にして強力な酸化反応を引き起こすナノ結晶が塗布された紙だったのです。
(余談ですが、以前からナノ界に興味があり、ナノカーの目に見えない🚙レースを観戦してました👈ちょっと何言ってるかわからないw)
ホテル、学校、病院で使えるラインナップがあり、ナノ技術が優れていることはもちろんですが、ビジネスモデルも興味深いものでした。
米国では技術がどんなに優れていても、使われないと結局スルーされて研究がストップしてしまう事を知っています。
今や技術はビジネスとセットであり、米国はそのノウハウが蓄積されています。
今回の件で言えば、現在のコロナ対策は消毒液が最も一般的ですが使用量も多く、あらゆる施設の負担になっています。
そこで、Nanocepticの製品は一度購入すると使用可能な期間が長く、消毒液よりだいぶ経費削減になります。(1平方インチ=1セントらしい👈平方インチってピンとこないですが、ドアノブ表裏平均30平方インチだそうです。)
しかも、掃除の時間を短縮できますし、ドアノブを回さなければドアが開かない我が子の寮の扉の場合、消毒スルーの子がドアノブを触っても自動的に消毒できるなら学校は導入を検討するしょう。
ナノ塗料の効果は半永久だそうですが、カバーリングは紙製なので3か月ごとの交換を推奨、という言い回しも心憎い✨。
技術面、コスト面、他社製品には乗り変えにくいサブスク的要素など、現行のサービスよりどれもちょっとずつ優れていることで選ばれているんだ~と感心しました。
米国では生活のふとしたところに、このようなスタートアップの技術やサービスが取り入れられていると気付くことは、子供たちが起業に興味を持つきっかけにもなりそうです👀