米国にホームステイして地元の公立高校に留学したら思ってたんと違う・・・という記事を目にしました。
3人の男児のベビーシッター代わりにされて食事は冷凍食品、学校は荒れ放題で学校変更をお願いしたらファミリーから無視されたという高校生のお嘆きでした。
ドラマでは良く目にする右も左もイケメンと美女が青春を謳歌しつつ勉強も頑張っている公立高校に当たる確率は低く、同様にプール付きの豪邸の優しいファミリーにステイできる確率はほぼゼロです。
ネットで少し調べればわかることで、調べなくたって。あ~💦💦
もちろん、私の友人のお子さんでも1年間の公立高校留学で大成功だったケースもあります。(奇跡とも言う)
しかしそれは、過去の留学生の前例から学校の状況をしっかり調べ、受け入れファミリーの実績(先輩が実際にお世話になっていたとか)も十分安心できると分かった上での渡米だったからです。
これらの事前情報が確実でない限り、ホームステイはお勧めできません。(個人的にではありますが💦)
インド系家庭で毎日カレー、子供が5人居て四六時中兄弟喧嘩、同い年の子どもが不良w、荷物を漁られる、Wi-Fiがないw、電気代が増えたとぼやく、掃除洗濯までやらせるホストマザーなんて話はごく普通です。
交換留学では学校が選べないどころか州も選べないケースがありますが、アメリカで州の違いは留学する国が違うほどの違いがあります。
比較的均一の価値観を持つ日本であっても、家庭環境や方針は様々です。
それを多様性の象徴のような米国でホームステイをするのですがら人種、宗教、食事、家族構成など、人生経験の少ない十代の学生にどーんと構えて受け入れてこいなんて無茶です。
多様性を学びに行くはずの留学が、ステイする家庭の小さな世界で視野が狭まり挙句に後悔に変わってしまうのです。
そもそも公立学校はその州に税金を納めた家庭の子どものための教育施設ですから、留学生の為のカリキュラムはあっても形ばかりでフォローされていないのです。
食事が悲惨でも家政婦扱いされても、土日どこにも出かけられなくても、学校が荒れ放題でも勉強できるだけの強い意志と語学力がある(あるいは語学力がなくても問題に立ち向かえる)子以外は、おすすめできません。(大丈夫な子は、ホームステイ、公立学校でも良いです!レアな体験はあなたの魅力UPに繋がるはず!)
逆に、ボーディングスクールは留学生を受け入れることを教育の重要な柱にしています。
ボーディングスクールでは受け入れる子の出身国が多いほど誇らしいと考えます。
少ない人数枠の中で手厚く、留学生専用のカリキュラムで子供を伸ばしてくれます。
生活のベースとなる寮は、年齢や国境を越えて大所帯のファミリーとなり、勉強も遊びもスポーツも寝食も全て共にすることで子供は世界にはいろんな考え方の人がいるということをリアルに体験するのです。
寮には毎日隣にアドバイザーが居るので(ストンピーJr.にはアドバイザーが二人も付いています!)、困ったこと、悲しいことがあれば気軽に相談できますが、ホームステイにはアドバイザーはいませんし、ホストファミリーとの関係が悪くなりそうで悩みを相談しにくいことも大大大問題です。
ホームステイと寮生活は、同じようで全く別物です。
ホームステイは風通しが悪く、寮は風通しが良い!
是非、お子さんに最適な環境をじっくり検討してください(^_-)-☆